2010 年10 月24 日
試運転
丹の国界隈は雨模様です。さて、走行に関わる最低限の整備が済み様子見です。
![フロントカバー](../upload/1544cc3e52ee4c36_m.jpg)
やりたかった事はというと、
折れたケーブルの先っちょが中に残った
スピードメータケーブルシャフトの取り出しを交換したいだけなんですが
ここまでバラさないとどうにもなりません。
![外れました](../upload/9104cc3e558445de_m.jpg)
削ってぶっ叩いてやっと外れます。
実はこの懸案事項、一昨年より抱えていて部品も揃えていたつもりでした。
パーツリストを持っていないので、ヘインズやETAIの整備マニュアルを見て
師匠に聞いて部品を仕入れましたが、Oリングやオイルシールが必要だったことに
バラして初めて気がつきました。
この時点でやる気が失せていましたが、頽廃の退路は自ら絶ち
禁断の再利用で驀進であります。
![世話かかるったら](../upload/2054cc3e57bd7134_m.jpg)
ほじったら外れちゃいましたし、これもヤケになって再利用。
因って新品部品は塩漬け決定。
![上質紙t07](../upload/1834cc3e59bea5e9_m.jpg)
そしてガスケットも「無くて大丈夫」等と言われましたが
プライマリシャフトのアジャストシムをこのカバーで押さえる構造ですので
大丈夫ではなさそうです。
元のガスケットはt:0.7mm(実測)、材質不明。
こいつを参考に上質紙&液ガスで無理矢理作成。
合わせ面本体側の鋳鉄、カバー側アルミ鋳物共に
錆が回っていたのが一寸気になるところです。
![順番間違えました](../upload/1574cc3e5d0bd34a_m.jpg)
先にメータケーブルシャフトの取り出し等を組んでから取り付けた方が楽でしたが
ガスケットを作り直すのが面倒なのでラヂエータぶっ叩かないように気をつけて組み込み。
何とか完了。
この状態では接合面の脱脂すら気を遣います。
M/Tオイルは三菱純正のやつを。
![消耗品かよ](../upload/9234cc3e606b94e2_m.jpg)
続いてベルトテンショナのベアリング交換。
英国NSKの両接触6202ですが、世界中どこにでもあるのでNTNにて。
こんなの楽勝と思ったら、元のプーリ、ドナーのプーリ共に再利用出来ません。
きっちり垂直を出してプレスで抜いたら行けるのかもしれませんが
アウタレース嵌合部が十中八九広がって戻りません。
ベアリング2個無駄にしてしまいました。
プレス物ってこんなものなんでしょうかね。
左は850TLのテンショナプーリ、エンヂン不動で嫁ぎ先が無い黄色TLから拝借です。
ついでに前々から気になっていたテンションアジャストボルト、
どう考えても長すぎると思っていたので短く加工しました。
![アイドリングや渋滞の時輻射熱はどうでしょうね?](../upload/2144cc3e6370c358_m.jpg)
EXマニ直後のエキパイ。
現在TLのキャブとエアクリーナボックスを使っているので
冬用インテークの取り出しが不要です。
というか接合できません。
もしかしてヒートシールドを兼ねているのかも知れませんが
試しに取っ払ってみます。
先のテンションプーリの調整もし易くなりますし。
とりあえず走行可能になったところで、暫定的に試運転開始です。
その他手を入れたところは
・ドナーのスタータモータ(PARIS RHONE)OH→交換
・エキパイ(触媒部、オートリーゼン仕様→キャピタル仕様)交換、補修、吊りゴム交換
・メータ(Jaeger)照明不調修理→原因不明で取り敢えず交換(VEGRIA)
・ウインドシールドゴムの雨漏り原因究明→チョイチョイでは直せないので
硬化気味のモールをドナーのものに交換
・E/Gオイル(シェブロン20-50)、フィルタ(純正)交換
・キャブ掃除、フロート室ベンチレータのメッシュとベルカバーが無かったので
部品取りのキャブから移植
・ステアリングシャフトグロメット、カラー交換
・H4アダプタを左照射仕様に、及び黄シェイド取り付け
無念のイジリ壊し部位はチョークノブ上のコラムカバーネジが刺さる
ダッシュパネルの飛び出している部分を
ブチ折ってしまいました。
強力な滑り止め効果のある手袋をしていたのですが
強力さが仇となり引っかかってバキッと。
既に近くのモクネジの刺さるところが一箇所つぶれているので
ブラブラしないように処置せねば。
まあ、取り敢えず走って様子見であります。